ドイツ語は,ドイツ,オーストリア,スイスのほか,東欧圏を含む約1億1千万もの人々によって話されているヨーロッパ第2の言語です。(母国語話者数はヨーロッパ第1。)

本学科では,ドイツ語およびドイツ語圏の文化全般について,語学・文学・事情の3分野から体系的に学習します。4年間の学習を通じて確かなドイツ語運用能力を身に付け,それぞれの興味や関心に従って専門的な研究を進める力を養うことで,卒業時にはヨーロッパ社会のエキスパートになるのです。

過去の負の遺産の克服と新世紀への飛翔。環境問題や福祉政策への取り組み。ヨーロッパの雄であり,新生ユーロ圏のリーダーであるドイツから学ぶべきことはたくさんあります。今こそ,ドイツ語を学び,ドイツ学を楽しみ、ともに未来へ羽ばたきましょう。


カリキュラム

大学で初めてドイツ語に触れる人がほとんどですから,カリキュラムは段階的に組まれており,手厚い指導が4年間での習熟を支えます。

一般的な学生にとって,ドイツ語は初めて接する外国語。そのため,語学力の修得が基礎となります。ドイツ語学科では,さっそく1年次から週6回のドイツ語の授業があり,ドイツ語力を高めるために最適なプログラムが組まれています。例えば1年次では,総合教養科目と並行して,第1・第2外国語(ドイツ語と英語など)を学習しながら,さらに専門教育科目の「ヨーロッパ学入門」・「ゲルマニスティク(ドイツ学)入門」やLLを活用した「ドイツ語基礎演習」,ドイツ人講師による「ドイツ語基礎会話」などを受講します。意欲的な学生に魅力的な授業ばかりです。しかも各クラスは20人前後で,細かいところまで行き届いた授業が展開されています。

定員の少なさには数々のメリットがあります。入学時から少人数制のクラスで学べること,公私にわたっていろいろなコミュニケーションがとりやすいことなどなど。3・4年次にわたって専門的な研究を進める「ゼミナール(演習)」が開講されているのも特徴的です。ゼミは3分野に分かれており,1ゼミごとに所属する学生は10人程度。各学年ごとに、4人の専任教員がそれぞれのゼミ所属学生を直接指導し、卒業論文を完成させる手助けをします。

詳細は,「ドイツ語学科カリキュラム」を参照してください。

また,ドイツ語学科ではドイツ語だけでなく英語の教員免許も取得できます!

詳細は,「英語」の教員免許も取得できます!を参照してください。


ドイツ語現地研修・交換留学

学生の皆さんの海外への志向は近年ますます強くなり,それに応えるべく,当学科でも授業として「ドイツ語現地研修」を開講しています。それはドイツで約1ヶ月間,語学研修,文化研修,ベルリン研修旅行などを行うものです。さらに希望者は半年間か1年間の交換留学に挑戦することもできます。

詳細は,ドイツ留学をご覧ください。

また,ドイツ語圏からも複数の交換留学生・ドイツ語教育研修生が福岡大学に在学しているため,日本でもドイツ人たちと交流することができます。


ドイツ語クラブ(大学公認愛好会)での課外活動

福岡大学のドイツ語学科では全員が福岡大学公認愛好会「ドイツ語クラブ」に所属します。(もちろん他の部活動・サークル活動もできます。)「ドイツ語クラブ」では,授業時間だけでなく課外活動としてもドイツ語とドイツ語圏の文化を学び,ドイツ人たちも交えて会話を楽しみ,いろいろなイベントに参加することができます。また、毎月一回(主に木曜日の夕方),「ドイツ語映画鑑賞会」を企画・運営し,ドイツ語およびドイツ関連の映画を楽しんでいます(現在は学内者のみ鑑賞可能)。

詳細は,ドイツ語クラブ「シュタムティッシュ」と,ドイツ語映画鑑賞会をご覧ください。


進路・就職

  • 外国語を学ぶことで,その知識を修得することができるだけでなく,知らず知らずのうちに語学のセンスが身につきます。そのため,ドイツ語に加えて英語の力が伸びたという学生もおり,就職先も広告関連から流通,販売業界まで幅広く,本学科の卒業生たちは各ジャンルで活躍しています。
  • 大学院に進み,さらにドイツ語の研鑽を積む学生もいます。
  • 本学科卒業後,ドイツの大学に留学・進学し,ドイツで働いている卒業生もいます。
  • 主な就職先
    旭硝子,アサヒビール,イズミ,井筒屋,エイチ・アイ・エス,大林組,九州国際サービス,三陽商会,三洋信販,すかいらーく,全日本空輸,日本航空,大和証券,東陶機器,西日本鉄道,日本通運,日本電信電話,日本交通公社,日本生命保険,はせがわ,プロミス,丸善,三城,読売旅行,リンガーハット。

詳細は,就職・進路をご覧ください。